中学生の頃に作り上げた団体「ロングソード連合」で戦い続けるガードリーダー。


この12年間で多くの仲間を失い、そして得て、戦場はプレイ日記へと移った。


(写真は2002年、サバイバルゲーム【福岡春雨の陣】で奮戦する当時19歳のガードリーダー)















ガードリーダーは必勝を期して「恋愛CHU!」のサブヒロイン、弥生先生に突貫。


されど前回ガードリーダーは弥生先生の予想だにしない光景に愕然。














 


弥生先生は周囲に内緒で、同僚の教師・湯月と不倫関係にあったのだ。


妻帯者の湯月に言葉で散々なじられながらも弥生先生は言う・・・、愛していると。



湯月の欲求のはけ口にされる弥生先生。


だがガードリーダーにはどうすることもできず、見て見ぬフリをするだけだった。
















居残り補習からの帰り道、ガードリーダーはなにも語らなかった。


寮に帰還したガードリーダーはすぐにNANAを呼ぶ。


そして一言だけ言った。















「服を脱げ」
























第177弾





恋愛CHU!!


PartE

















本ゲームのヒロインNANAは確かに騒がしいが、器量と容姿に優れたなかなかの人物。


戦争のことしか頭に無いロングソード連合隊長にはもったいないくらいの女性だw




弥生先生、いや仁科弥生との戦いは終わった。


ガードリーダーはすべての作戦を中止し、連日NANAと同衾を繰り返す。
















 


 「見ろ!この美しい娘を!俺はこうやって毎日NANAと遊んで暮らす。自由気ままにな!ハハハ!」



 「ガードリーダー隊長。やはり貴方様はまだ弥生先生の事を・・・」



 「なにィ」



 「どんなに無頼を装っても、我々には弥生先生を忘れようとする哀しい行動に見えまする」



 「ぬっ!忘れーいッ!その事を忘れねば、うぬをこの場で叩き殺す!
















NANAと情事を繰り返す「夜の帝王」ガードリーダーだったが、学校では相変わらずの落第生。


ガードリーダーは弥生先生から、「何か悩みでもあるんじゃないの?」と心配されるがすべて黙殺。


もはやガードリーダーにとって弥生先生は、小うるさい教師以外なんでもないのだ。














「俺はNANAとともに新世界の神となる」と宣言し、学園に覇を唱えんとするガードリーダー。


しかしやっていることは連日連夜、NANAとの逢瀬で息を荒げるだけだった。















寮に帰ってもまるで勉強する様子の無いガードリーダーを、寮の叔母ちゃんが厳しく諫言。


あえて面倒な点呼係をガードリーダーにやらせるなど、こちらを力で抑え込む算段らしい。


自由気ままなな寮生活を送っていたガードリーダーは、これに猛然と抗議した。



 「今の俺は虫の居所が悪い。手を出せば死ぬぞ」





















しかし寮の叔母ちゃんの長剣包囲作戦は着々と進行し、さしものガードリーダーも身動きできず。


寮生全員でのマージャン大会もおばちゃんに妨害によってブチ壊されることに。


不気味な笑いとともにガードリーダーの覇道を阻む中年女を、これ以上放置するわけにはいかない。






 何をヘラヘラ笑ってやがるクソババア!やるなら来い!墓場に放り込んでやるぜ」



 「しかし!寮の管理人ならば当然のことです。ここは大人しく従いましょう」



 「できぬ相談だな。ゾーマを斬った王者の剣を持ってこい。一刀両断してくれる!」





 「刀をしまいなさい。ここはあくまで学園の寮。子供たちの学びの場ですぞ」



 「あ、あなたは神奈川在住のHP後援者・・・MLさん」



 「日本最高のレベンディック信奉者ともあろうお方がこれしきで取り乱すとは」



 「むぐぐ」



 「どんな相手であろうと女性を斬れば、隊長の仁義は地に落ちますぞ



 「・・・・面目次第もありません。返す言葉がありませぬ(汗)」



 「女性の行動には何かしら意味があるもの。とにかく今は自重されることです」



 「え?は、はあ・・・。わかりました」




















寮でのフリーライフを封じられたガードリーダーだったが、それで成績が上がるはずもなし。


勉強をまるでしないガードリーダーは学園でも五指に入る落第生に転落。


ガードリーダーの破滅的な日常を見かねた弥生先生は、ついに言葉を切り出した。


















 



 「あの・・・ちょっといいかしら」



 「・・・・なんスか」



 「あなたの成績なんだけど・・・まだ調子が良くないみたいみたいね」



 「そスか」



 「私ずっと考えているんだけど、やっぱりこのままだと良くないと思うの」



 「俺はいろいろ忙しいんスよ。端的に用件を言ってもらえないスか」



 「また、今日もどうかしら?」



















弥生先生からの提案は二度目の居残り補習だった。


このままガードリーダーの成績が上がらなければ最悪退学もありうる・・・


それを避けるため、弥生先生が「自分が何とかしたい」と補習役を買って出てくれたのだ。




その気持ちは嬉しい。


しかし前回の補習時に、ガードリーダーが受けたショックと屈辱は消えてはいない。


そしてすでに弥生先生との戦いは終わっており、この補習に出てもメリットはない。


気持ちはありがたいがこの要請・・・到底話にならない。






ガードリーダーは即座に突っぱねるつもりだった。


しかし・・・・








 「今更補習だと?バカバカしい!俺は第二次大戦史以外学ぶ気は無いわ」



 「・・・・隊長。俺は恋愛ゲームのことはわかりません」



 「群馬参謀か」



 「ですが、隊長が何をお考えになっているか分かっているつもりです」



 「どういう意味かね」



 「確かに弥生先生には邪魔者がついてます。だからといってあきらめるんですか」



 「・・・!」



 「ロングソード隊長は目的を達せねばなりません。なにがなんでもです



 「ナカユウ、お前」



 「もう一度行きましょう補習へ。いや・・・弥生先生のもとへ




















汚れ無き群馬県民の魂がガードリーダーの闘志を再び蘇らせた。


確かに戦況は厳しい。


だがロングソード連合隊長は、負け戦の中でこそ輝ける存在なのだ。



いや・・・もはや勝つ負けるかは重要な問題ではない。


群馬参謀は言う。男は自分の信じる美しさのために殉ずべきだ、と。






ガードリーダーは補習へ征く。


そこになにが待ち受けていようとも。






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