第177弾
恋愛CHU!!
PartB
ガードリーダーの前に突如現れたNANAこと神崎七海。
彼女は神崎七瀬という弟の戸籍を使い男子と偽証して主人公の高校へやってきた。
前回、NANAをめぐってロングソード連合は攻略継続派と攻略反対派が激突。
大激論の末、「他のキャラも視野に含めてプレイ継続」することが可決されるのだった。
本ゲームのヒロインはもちろんNANAである。
確かに主人公に対する従順っぷりとその類まれなる容姿は高く評価すべきである。
しかし残念ながらガードリーダーは男装した女子はイマイチ好きにはなれなかった。
となれば取るべき道はただひとつ。他のキャラに野望の矛先を変えるのみである。
「確かに時間はまだたっぷりと残っている。だがのんびりもできぬ」
「そういえば隊長、行動メニューで勉強はちゃんとしてますか」
「いいや全然。現実でも嫌いだったのにゲームの世界でするわけないだろ」
「成績不振者として担任に呼ばれておりますぞ」
「なに、呼び出しか。さすが名門校は厳しいな。やれやれだぜ」
おそらくこんな感じ↑の厳しい指導が待っているのだろう。
といってバックれると後々面倒なことになるので、ここは呼び出しに応じるしかあるまい。
「うぃーっす。YOYOYO、呼び出し〜♪」
のわぁっ!!
・・・・・。
・・・・・・・・・・。
「う、撃つな!撃つんじゃない!撃ち方止め、撃ち方止めェ!(汗)」
「誰も銃なんて持ってませんよ」
主人公の担任、仁科弥生(にしなやよい)。
男子生徒のマドンナ的存在として絶大な人気がある一世一代の大器である。
スリーサイズは上から90、58、89。
しっかり者ながら情にも厚く、面倒見が非常に良い優秀な英語教師だ。
「ふはっ!ふはははは!まいったぜ!」
「隊長、どうされました」
「たいしたものだ。これだけの美人を見たのは久しぶりだぜ★」
「ハッハッハ。ようやく攻略したくなるキャラを見つけましたな」
NANAを遥かに凌ぐ魅力的な大人の女性を発掘したガードリーダー。
しかし美しき弥生先生の顔色はなぜか曇っていた。
それもそのはず。なにしろ主人公は成績不振者という進学校最大の汚名をかぶっているのだ。
普通の教師なら落第生は見捨てるか斬り捨てるかのどちらかだろう。
しかし情に厚い弥生先生は落ちこぼれのガードリーダーに対して、
放課後、マンツーマンで勉強してみない?と提案してくれたのである。
これまで数々の戦いで男を上げてきたロングソード連合隊長が居残り勉強とは・・・
考えてみれば実に情けない話である(泣)
だが弥生先生の好意を断るのは忍びなく、また好感度を上げる大きなチャンスでもある。
放課後まで個人授業してくれる美しき人徳者・弥生先生の提案。
勉強するのは大嫌いだが、日本男児としての返答は無論ただひとつだ。
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