第141弾





卒業 クロスワールド


PartA













 


ガードリーダーが第119弾で攻略を目指すターゲットは・・・黒いトランザムを駆る西川真樹。


ガードリーダーは得意の和平交渉で活路を求めるが、西川真樹のガードはなかなかに固い(汗)


他人との馴れ合いを嫌う女の子は強敵だが、この勝負・・・負けるわけにはいかない。
















 


ガードリーダー 「天王寺舞を倒したときもそうだった。こういう展開でこそ俺は燃える男だったはずだ」



ガードリーダーは知っていた。


取っつきにくいハネッ返りの強い女の子こそ、打ち解け合えたときの感動が大きいことを。















 


常時ファイティングポーズで主人公を睨みつける西川真樹はまさに「孤高の一匹狼」といったところか。


こういうタイプのキャラを攻略するにはふたつの方法がある。


ひとつは、天王寺舞攻略戦で行った強硬手段。いわゆる「腕力で屈服させる」というもの。


もうひとつは地道な会話による友好関係の建設。つまり「話せば分かる」作戦だ。


今回ガードリーダーは後者を選択。


時間はかかるがプライドの高い西川真樹には力で攻めるのは下策、心を攻めるのが上策と判断。














 


男と女、互いに向こう岸の存在であった二人の距離は徐々にせばまっていく。


ガードリーダーも真樹のいるバーやサーキット場によく足を運び、友好関係を築いていく。



ガードリーダー 「バーでグチをこぼし、サーキット場で夢を語る・・・。なんちゅう高校生だ、主人公はw」

















友好度が上がったことにより、ガードリーダーは念願だった真樹との深夜のドライブへ。


黒いトランザムを上機嫌に操る真樹だったが・・・・走行速度はなんと時速144キロ!!















ガードリーダー 「は、速い・・・!」










なんという爆走。


もはやスピード違反というレベルではなく完全なスピード狂のようである(汗)





動揺するガードリーダーに向かって真樹が微笑む。














 


真樹 「空を飛ぼうって男が怖いのかい?米兵どもはこの程度じゃ音を上げないけど?」



普通なら「まいったぜ!」と一本取られたところなのだが、アメリカ兵と比べられるのはさすがに困るw


ガードリーダーがこのとき心から思ったのは・・・・


「わかったから、とりあえず前を向いて運転してくれ!だった(汗)















こうして初ドライブはガードリーダーの小心っぷりをさらしただけで終わったが、真樹は大満足w


ガードリーダーのどこを気に入ったのかは全く不明だが、結果はオーライ。


ここまでガードリーダーの懐柔策は功を奏し、すべてはうまくいっているといってよかった。















ひょっとしたら何もかもが自分の目論見どおりに転がるのではないか、ガードリーダーは笑いを隠せない。


しかしこのとき、過信の報いはすぐそこに迫っていた。

















 


順調な攻略ルートを進むガードリーダーの前に、突如アメリカ兵のフレッドが登場!!


どうやら真樹とガードリーダーの交際は米軍たちのバーでも噂になっていたらしい。


フレッドはいきなりガードリーダーの胸倉を掴み、「マキはオレの女だ!」と勧告してきたのだ。



ガードリーダー 「なるほど、真樹はアンタのアイドルってわけか。つくづくめでたい奴だぜ」













 


愚かな米兵には98式臼砲をブチ込み、硫黄島の恐怖を思い出させてやりたいが・・・ここは戦場ではない。


うるさいアメリカ野郎は相手にせず無視することにした。















 


米軍にも絶大な人気を誇る西川真樹だったが、実は主人公とは同い年の女子高生だったww


これまで正体が謎に包まれていただけでに、ガードリーダーが受けた衝撃は大きい。



ガードリーダー 「黒いトランザムを爆走させる女子高生かよ。こりゃやりすぎだぜ(汗)」



そんな真樹も高校では放送委員をちゃんと務めているのがこっけいだw















さて真樹とコニュニケーションを取るのため、例の如くバーに出向いたガードリーダーだったが・・・


この日のバーはなにやら騒がしい。












 


どうやら例の米兵、フレッドが真樹にしつこく絡んでいるらしい。


ガードリーダーの台頭に焦ったとはいえ、女性を強引に我が物にせんとするのは少々いただけない。















前回はフレッドに何を言われようが黙っていたが、今度はそうはいかない。


非戦派を貫いていたガードリーダーは真樹のため、フレッドのやり方に断固抗議したのである。












 「ヘイ、そこのアーミー!女口説くならもっとスマートにやれよ!」


 「ホワッツ!?俺はネイビーだ!また来たのかジャパニーズ!」


 「やあ真樹、だいぶ難儀しているようだけど?」


 「もうしつこくて嫌になるわ!」


 「だろうな。ここは俺に任せな」


 「どういうつもりだジャパニーズ。この俺の邪魔をするなといったはずだ」


 「うざい男は嫌われるぜ。パパとママの愛情が足りなかったのかアンタ?」


 「シャラーップ!メガネでチビばかりの二等国が逆らうつもりか!」


 「フレッド!暴力はよしなよ。ただでさえアンタは風当たりが強いんだから」
















「暴力以外の方法で決着をつけよう」、ガードリーダーの提案にフレッドは不敵に笑う。


フレッドが提案した決着はチキンレースなるものだった。













 


チキンレース・・・そのルールはいたって簡単。


ガードリーダーとフレッドのそれぞれ車が埠頭に向かって走り、先にブレーキを踏んだ方が負け。


ビビッた奴が負けという男の度胸試しである。












 


命の危険すらある過酷なルールだが、この勝負避けては通れない。


真樹を守るためにはこのアメリカ人、フレッド・バーホーベン海軍中尉を倒すしか道はないのだ。



エリートと言われる米軍将校と戦う、運転免許証すらない高校生の主人公。


誰が見ても劣勢は明らかだったが、西川真樹はガードリーダーの勝利にすべてを賭けていた。














 


フレッド 「いいかマキ!俺が一晩付き合ってもらうぜ!」


真樹 「一晩と言わず、
あきるまで付き合ってやるよ!


















後戻りはできない。前に進むしか道はない。


真樹のトランザムに乗り込んだガードリーダーは、覚悟を決めアクセルを思いっきり踏み込む。






PartBへ


TOPへ戻る