第141弾





卒業 クロスワールド


PartB

















誇り高き漆黒のドライバー・西川真樹の攻略を狙うロングソード連合隊長ガードリーダー。


円満かつ順調に進展した二人だったが、今ここで最大の試練に直面していた。













 


ゲーム中では高校生であるガードリーダーは真樹を巡って、米兵とチキンレースをする事態に(汗)


真樹のトランザムに乗り込んだものの、いきなり慣れない外車で勝負するのは無謀すぎだ。




とにかく加速するしかない・・・


頭を抱えるガードリーダーに米兵フレッドの高らかな笑いが追い打ちをかける。











 HAHAHAHA!ヘイ、ジャパニーズ!車乗りは三つに分けられる



 「なんだと?」



 「運転がうまい奴・・・整備ができる奴・・・そして海に飛び込む愚かな奴」



 「きっ、貴様ぁ!!」



 「ちょっとガードリーダー!ハンドルちゃんと持っててよ!(汗)」















 


いくら日米同盟があるといえど、これ以上ナメられるのは真っ平御免だ。


慣れないトランザムのハンドルを取ったガードリーダーはアクセル全開でスタート!!















  


この戦いに勝つポイントは、どのタイミングでブレーキを踏むか


米兵フレッドに勝つにはギリギリのタイミングでブレーキをかけるほかに手段は無い。



150メートル、まだまだ100メートル、そろそろ50メートル・・・・


我慢が勝負。ガードリーダーはまだブレーキを踏まない。















ガードリーダー 「よし、ここだ!ブレーキ装置最大!エンジン停止!」


残り30メートルを通過した時点でフルブレーキ開始!


失敗すれば真樹とともに海へダイブというイチかバチかの賭けだが、タイミングはここしかない。


















ガードリーダー 「踏ん張ってくれよ、トランザムッ!この勝負にはオレの男がかかってるんだ!!」



守りの闘将・ガードリーダーの一世一代のオオバクチ。


その結果は・・・


















 


海に突っ込むギリギリでブレーキ成功!!


タイミングがあと1秒でも遅れていたら真樹とともに海の藻屑と消えていたのであろう。


捨て身の覚悟で突入したガードリーダーの戦い振りを賞賛する真樹。


どうやらこの場はロングソード連合隊長としての面目は立ったようである。














 


ちなみに米兵フレッドはブレーキのタイミングを誤り、海へ突入し自爆。


その勇猛果敢な戦いぶりは賞賛に値するが結局は自業自得。彼にかける情けは無い。












 


横暴な米兵から守り抜いたことにより、真樹とガードリーダーの仲はますます親密に★


もはや真樹にかつてのファイティングポーズはなく、あるのはまぶしばかりの笑顔だけだったw













 


アメリカとの本土決戦に勝利したガードリーダーに真樹はときめき状態へ★


ついには自分からデートを申し込んでくる事態まで発生ww


一瞬とはいえガードリーダーを揺るがせるとは・・・予想以上にかわいい笑顔であるw


天王寺舞の存在がなければあやうく真樹の虜になってしまうところだった(汗)












 


ドライブを楽しんだ二人はそのまま大人の雰囲気が漂うバーへ。


未成年者なにするものぞ。恐れを知らない高校生達は朝まで飲み明かすのだったw
















 


真樹を攻略成功を確信したガードリーダーは余勢をかって気球を使うフライ・イン・コンテストに出陣。


パイロットを夢見る主人公にとってはまさに名を上げる絶好の機会である。

















ガードリーダー 「あがれーっ!!」



戦うからには優勝あるのみ。


死を賭けた米兵とのレースに勝利したガードリーダーにとって、こんな大会など楽勝である。












・・・はずだったが・・・・

















 


熟練工を欠いた突貫工事によって完成した気球はまさかの出力不足(汗)


このままでは名を上げるどころか、飛び立つことさえできない。



突如のアクシデントに焦るガードリーダーはあのお方に助けを求めるが・・・・










 「MLさん、助けてください!上昇できません!MLさん、助けてくださぁぁい!」


 「気球には推力で上昇する能力はない。気の毒だが・・・。しかし無駄死にではないぞ」



 「そ、そんなッ!」























日本の文化は恥の文化。


かくなるうえは手榴弾で気球もろとも自爆するしかないガードリーダーだったが・・・・



















 


なんとこのピンチに西川真樹が援軍として到着!


神はロングソード連合を見捨ててはいなかった。


毎日念入りにトランザムを整備しているだけあって機械にはめっぽう強い真樹。


すぐさま急造品の弱点を見抜き、無事ガードリーダーの気球を空に上げてくれたのである。














 


優勝こそ逃してしまったが真樹と眺める空はどこまでも蒼く透き通っていた。


どこまでも強気な性格の真樹だが、こんなに心強いパートナーは他にいないだろう。


セガサターンにこれほどの女の子がいようとは。


あと10年早くこの真樹に会っていたら・・・我が青春時代は変わっていたかもしれないw














 


飛行を終えたガードリーダーは遅まきながら真樹に告白。


真樹から帰ってきた答えは・・・・
















「私に愛されるって、大変だよ・・・・覚悟は出来てる?」
























「まいったぜw」
























こうして主人公ガードリーダーのは高校生活は西川真樹・攻略完了とともに終了。


敵に勝ち、己に勝ち、恋愛に勝つ。


強く美しい黒い女神を手中におさめたガードリーダーにこれ以上の勝利は無い。

















ガードリーダーがプレイに費やした時間はノンストップの三時間半。


飽きっぽいロングソード隊長が恋愛ゲームを最初から一気にクリアしたのはこれが初めてだった。


それだけこのゲームにおいて西川真樹の魅力は大きかった。


ガードリーダーは文字通り完全燃焼したのであるw



ガードリーダー 「まさかこれほど熱くさせられるとは・・・どこまでもたいした女の子だぜw」

















 


つくづく思うがやはり「真樹と黒いトランザム」の組み合わせがカッコよすぎた☆


この最強コンビの前には「アムロとガンダム」「ガードリーダーとレベンディック」も遠く及ぶまいw






















ガードリーダーが西川真樹と出会い、そして添い遂げたのは西暦2009年夏。


残念ながらすでに社会は西川真樹の存在を忘れてしまっていた。


だが自分だけは生涯真樹のことは覚えておこう、・・・・そう誓うガードリーダーだった。











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