第11次コサックス大戦
2005/12/2
ガレキとなった最終防衛線を死守するとつお軍
第10次コサックス大戦で惨敗したとつお(23)は前大戦で確かな収穫があった。
それはガードリーダーは銃砲戦は巧みだが騎馬兵の扱いは素人でった。
これまでガードリーダーに負けつづけてきたとつお軍は満を維持して反攻作戦を開始する…。
とつお 「カラカラカラ、今日こそ借りを返してやるぜぇ」
ゲームスタート。強敵ガードリーダーは真先に製粉場をふたつ建造し戦いに備える。
今回の選択国はガードリーダーはオランダ、とつおは例の如くアルジェリア。
MAPは広い。オランダでは兵士生産能力で劣るので最初は守りに専念するのみ。
防護柵と砲台を建造しとつお軍の無謀な(笑)突撃に備える。
そうこうしているとガードリーダーの電話が鳴る。こんな夜中に誰だろうか?
三苫 「やってますか、隊長!?」
ガードリーダー 「おお、三苫君(ロングソード連合義勇兵団副長)ではないか!!」
三苫 「ホームページ見たら今日の夜とつおさんと対戦するって書いてたんで」
ガードリーダ− 「うむ、今戦闘中だよ」
三苫 「え!?電話して大丈夫ですか?」
ガードリーダー 「はっはっは、とつお君ごとき片手で勝てるよ」
三苫 「おおお、さすが」
ガードリーダー 「そっちは元気かね?」
三苫 「いやあーこの前新車買ったんですけど早々に事故っちゃいました(笑)」
ガードリーダ− 「おいおい〜!!(汗) ホーミング梶原も乗ってたんだろ?」
三苫 「ホーミング梶原も俺も一応無事でした。本当についてないですよ」
ガードリーダー 「気をつけないとな」
三苫 「はい。あ、今度コサックスしているところを見学に来たいんですけど」
ガードリーダー 「OK、OK。いつでも・・・お?」
三苫 「どうしました?」
ガードリ−ダー 「…すまん、とつおが攻勢をかけてきたから切るぞ。またな!」
三苫 「御武運を!」
ガードリーダー 「へっ、張り切ると怪我するぜ」
先制攻撃をかけたのはとつお軍で、ガードリーダー防壁に取り付いてきた。
もっとも多数の銃兵と槍兵が守備するガードリーダーの防衛網にかかり散々に破られる。
とつお軍、序盤から猛攻
おそらくマップの反対側に本拠地があると思われるとつお軍だが、よくもまあ・・・攻めてくるものだ。
アルジェリアの物量をいかした人海戦術をようやく理解したようで、次々と兵を繰り出してくる。
厄介なのはとつお軍の騎兵部隊。強力な上に機動力がかなり高い。
対抗しようにもこちらに騎兵は一人もいない(汗)・・・槍兵・銃兵で対抗するしかないのだ。
ガードリーダー 「とつおめ、正気か!?」
再三にわたって攻撃するとつお軍。その攻撃部隊はガードリーダーの防壁の前にことごとく全滅。
しかし今回のとつお軍は違った。
やられてもやられても部隊を編成し突撃を繰り返してきたのだ。
死を恐れぬとつお軍の大攻勢にガードリーダーは守るのが精一杯。
とつお 「ウラー!」
ガードリーダー 「ん…?フォーメーション攻撃か?」
大攻勢に続きとつお軍は隊列攻撃を敢行!弓兵隊は陣形をくみ集中攻撃をしかけてくる。
ダンタカダンタカと鼓手の馴らすリズムが耳につんざく。
とつお軍がフォーメーション攻撃を仕掛けるのは今大戦がはじめてだった。
ガードリーダー 「反撃だ、皆殺しにしろ!」
ガードリ−ダー 「さっさと逃げればいいものを…」
弓兵のフォーメーション攻撃はガードリ−ダーに少なからず動揺を与えるも結局は撃退されてしまう。
付け焼刃のフォーメーション攻撃はガードリーダー軍にはさしたる脅威にはならなかったようだ。
ガードリーダー 「次から次に大攻勢をしかけやがって…撃てぇっ!」
とつお 「くそお、さすがに隊長の守りは厚い…!」
あらゆる方向から大攻勢をかけるとつお軍にガードリーダーのイライラは頂点に達する。
そしてとつお軍の弓兵が鉱山施設を破壊するとガードリーダーの堪忍袋の尾が切れる。
それは目には目を、総攻撃には総攻撃をだった。
ガードリーダーの壮大な総攻撃計画
総攻撃は敵拠点をあらゆる方向から一斉かつ同時に攻撃しなければ意味が無い。
これには時間差はあってはならないのだ。
とつお軍の休む事無い猛攻の合間をぬって攻撃部隊は四つに分散。
総勢400名を越える総攻撃であり、ガードリーダーはこの大戦の勝利を確信していた。
第三方面軍、総攻撃開始
ガードリーダー 「ぶっ壊せーー!」
とつお 「きたな」
第三方面軍はガードリーダー軍主力部隊で、カノン砲・多数の槍兵およびマスケット銃兵から編成。
ガードリーダー軍は今回大砲の量産化に成功し、多数のカノン砲を鋳造していた。
だが補給線が長すぎたため部隊に届けられたカノン砲はわずか12門…。
とつお軍の頑強な防衛線を沈黙させるには数が少なすぎた。
とつお 「まだ…まだ闘える!」
逆にとつお軍は補給線が短いという局地戦の優位性を生かし、粘り強く抵抗。
榴弾砲と騎兵部隊・・・、これまでガードリーダー軍に痛手を与えた唯一の手段で反撃を試みる。
ガードリーダー 「騎兵が・・・やけに硬いぞ」
とつお 「今回は存分に強化しているよ!」
とつお軍の猛烈な反撃の前にガードリーダー軍第三方面軍は前進できず。
第二方面軍、苦戦
槍兵80名ほか傭兵約60名を中核とする第二方面軍はとつお軍主力部隊と衝突。
とつお軍の何重にも備えられた歩兵部隊を突破するどころか、逆に反撃を浴びる。
アルジェリアの特色は「ユニット大量生産能力」。いくら倒してもきりがない・・・。
その後も一進一退の攻防を繰り広げるのだが、とつお軍騎兵部隊の登場で一気に劣勢に。
第四方面軍、上陸できず
とつお軍首都に直接上陸を仕掛けんとするのはガードリーダー第四方面軍だ。
しかしこの海上輸送はすでにとつお軍の察知するところで、海岸から砲撃されてしまう。
今回、第11次コサックス大戦では両陣営の間に「戦闘艦の生産禁止」が結ばれていたのだ。
兵船やガレー船など海上護衛戦力がない以上、強行突破は不可能なので上陸は断念・・・。
ガードリーダーの誇る第四方面軍は合計160名の精鋭部隊でカノン砲をも装備していた。
しかし首都上陸が不可能なため、やむを得ず第三方面軍と合流させ防衛線突破をはかる。
とつお軍猛反撃
ガードリーダー 「やべえやべえ!絶対やべえ!!」
これまでの戦いで敗れつづけて屈辱に甘んじてきたとつお軍。
とつおは最強の騎兵部隊擁し今まさに雪辱を果たすのだった。
ガードリーダーも急ぎ傭兵のコサック騎兵を動員するが全く歯が立たず完敗。
総攻撃は壮大な終焉を迎えようとしていた。
第三方面軍、総崩れ
とつお軍本土を包囲していた第三方面軍は、熾烈な反撃の前についに力尽きた。
カノン砲はまだ砲撃可能でも、カノン砲を護衛するだけの戦力がもう無いのだ・・・。
はるばる本土から運んだカノン砲は次々に破壊され、悲惨な退却が始まる。
ガードリーダー 「信じられん…」
とつお軍の防衛は見事成功。ガードリーダー軍は各地で敗退。
第1方面軍、支離滅裂
他の部隊が敗走する中、残った第1方面軍は全滅覚悟でとつお軍本土へ侵入開始。
しかし圧倒的多数のとつお軍銃兵に阻まれ、戦士たちは次々と銃弾に倒れていく。
ガードリーダー 「くそが!ええーい、死ね死ね!!」
とつお軍、本土防衛に成功
とつお: マジで危なかった…
総攻撃は完全に失敗。ガードリーダーは虎の子の正規兵200名以上が戦死した。
対するとつお軍も手塩をかけて育て上げた精鋭部隊が完全に壊滅。攻撃能力を失う。
ゲーム時間はすでに2時間が経過…両陣営とも疲れはピークだった。
とつお: 疲れた…もう闘えない。どうだろう?引き分けという事にしちゃあ?
総攻撃失敗で失意のガードリーダーは戦力を再編する気力はなく停戦に合意。
とつおは今次大戦をもって初めてガードリーダーの侵略を食い止めることに成功したのだ。
一時の平和は兵士たちの心を和ませる。
しかしそれは次の戦いのための休戦、破壊のための建設に他ならなかった。
第12次コサックス大戦は目前に迫っていたのだ。