2010年4月末、ガードリーダーのもとに届いたツル氏からの挑戦状。


名目はGNEXT対戦とはいえ、ホームページを立ち上げて以来初となるオフ会の提案だった。


当初ガードリーダーはこの提案を丁重に断るつもりだったが・・・・


















たとえ正義が相手でも闘うのが長剣戦士の道。


同じ所帯持ちの男子がGNEXTで正面から挑んでくる・・・・この勝負、逃げるわけにはいかない。


そして我らロングソード連合の武威を示す絶好の機会でもある。


















会戦の場所は福岡県福岡市南区、井尻駅近くにあるレンタルルームに決定。


かつてここは何度もボンバーマンバトルの会場として使用したロングソード連合の聖地である。


(・・・・もっとも、このレンタルルームは主にデリヘル用に利用されているという、聖地ならぬ「性地」だがw)























第221弾





SDガンダムGNEXT


PartA
























鹿児島県出身ながらツル氏は福岡県久留米市にお住まい。(情報参謀・数正の実家と同じw)


井尻周辺にはめったに来ないらしいが、どうやら無事に着いたらしいw


いよいよご対面。先に入室したガードリーダーの顔に緊張が走る。



















「扉を開けた瞬間、こんなの↑が襲ってきたらどうしよう」、今更不安になるガードリーダー。


ツル氏が暴れん坊の巨大ガマガエルだったら、さすがにGNEXTどころではない(汗)


「最悪の場合はゲーム機一式放棄して窓から脱出するしかねえ」などと、うろたえているうちに、


ついにインターホンが鳴る。









ガードリーダー 「は、はいっ!すぐ開けまーす!」


















ガチャり。






















ガードリーダー 「・・・・・・・・」



そこでロングソード隊長が見たのは・・・・


























巨大ガマガエルなんてとんでもない。シンケンレッド似のイケメンでしたww


















 


とにもかくにもこれで一安心(笑)。挨拶も済んだところで、いざ開戦である★


目論見どおり対戦エリアは前の夜、鮫島幸雄と模擬戦闘を行った月面小バトルに決定。


ガードリーダーが青軍。ツル軍は赤軍でプレイ開始。


初期戦力はほぼ同等で、TECはお互い24からスタートだ。















ツル 「TEC24からですか。結構最初から強いのが作れちゃいますけど・・・」



ガードリーダー 「どうぞどうぞ。ジャンジャン作ってやってください」



ツル 「確認ですけどハンブラビとか作って大丈夫ですか?」



ガードリーダー 「え??別に構いませんけど?」



ツル 「えっ、マジっすか?でも後悔すると思いますが・・・」

















 


どうやらこのツルという男・・・ただ遊びに来たわけではなくガードリーダーに勝つつもりのようです。


トールギスならいざ知らず、ハンブラビでプレッシャーをかけてくるなど・・・正直片腹痛い限りだw




















ツル氏のその自信っぷりが大いに気に入ったので、全力でブッ潰すことに決定!


こちとら天下無敵のロングソード連合。過去のプレイ日記が示すようにGNEXTの乱戦はオハコ中のオハコ。


鹿児島県民を完膚なきまで叩きのめし、我が覇道の踏み台とするのみだ。


















 


狭い月面MAPなので序盤から両軍はすぐに交戦開始。巨大な鉄と鉄の流れが正面から激突。


ツル軍はハンブラビをはじめパラスアテネ、アビゴルなどの重MSの量産を開始した。
















 


対する「物量至上主義者」ガードリーダーは1ターンで製造できる優秀機バウを製造しつつ・・・


今回は新鋭機バウンドドックの大量生産を開始。


バウンドドックはTEC14から生産できる低技術MSに反し、装甲値が異様に高い機体なのだ。


中学生の頃、攻略本を読んだガードリーダーはその能力値に大いに驚かされたものであるw


ガードリーダーはこの鋼鉄の猟犬バウンドドックに鉄壁の防衛線をひかせ、ツル軍の猛攻を完全に撃退。






ツル 「うわあ、バウンドドック強いッスね(汗)全然知りませんでした・・・」



ガードリーダー 「装甲がアホみたいに厚いんですよ。TEC21のメッサーラより全然強いですね」



ツル 「さすがロングソード隊長・・・。勉強になります!」
















 


「バウンドドックの防御力を知らないなんて。もしや素人か」と嘲笑うガードリーダーだったが、


ツル軍はガードリーダーのバウ大量投入に対抗してアビゴルの量産を開始。


・・・どうやらこの桜島の火山弾、GNEXTでどの機体が強いのかは十二分にご承知のようだ(汗)





ツル 「アビゴルのアビは 『阿鼻叫喚』の阿鼻だッ!」



ガードリーダー 「ちい!アビゴル量産ですか。バウじゃ分が悪いぜ」



ツル 「アビゴルほんと強いですよね。これでハンブラビまで使ったら大変なことになりますよ」



ガードリーダー 「・・・ずいぶんとハンブラビを力説してますが、そんなに強かったですっけ?」



ツル 「強いどころじゃないです。アイツはなんとハメ技ができちゃうんです」



ガードリーダー 「え?ハメ技?・・・GNEXTにハメ技!?























ガードリーダー 「ハハハッ!ガキの絵空事かっ!!」





















中学生の頃から15年以上に渡ってSDガンダムGNEXTをプレイし続けているが・・・。


これまで反則的な強さの機体は見てきたものの、ハンブラビがハメ技を使える話は聞いたことがない。



されどツル氏はあくまでも、「ハンブラビが最強!」と言い続けているので、試してみるのも一興かもしれない。





















 


守りでこそ能力を発揮できるロングソード連合だが、ガードリーダーはあえてハンブラビに突貫。


防衛線の要であり自軍最強ユニット、GP03デンドロビウムを差し向けたのである。





ガードリーダー 「見せていただこう、ハンブラビの実力を。どんな手を使おうとも・・・受けてやるわ!!



ツル 「さすがガードリーダーさん、男ッスね。ではいきますよ!!



















デンドロビウムの弾幕をかいくぐったハンブラビは秘密兵器・海ヘビを発射!
























ガードリーダー 「な、なんだこれは!?き・・・機体が動かんっ!(汗)

















 


ガードリーダー 「おおおおッ!?い・・・一体なにが起こっているんだ!?」


ツル 「これがハンブラビにしかできない禁断のハメ技なんです!」






ドムのスプレッドビーム、ヴァルヴァロのプラズマリーダー、ゾロアットのビームストリングスなど、


これまで「敵の動きを一定時間封じこめる武器」はゲーム中にもあった。



これらと海ヘビが違ったのは、硬直時間の間にもダメージを与えられることだった。



つまり、海ヘビで硬直させサーベルで攻撃し、また海ヘビで硬直させ攻撃・・・という、


恐るべき、そして終わりなき無限の連続攻撃が実現可能だったのだ(汗)















 


ガードリーダー 「余のデンドロが・・・。いかなる相手にも勝る余のデンドロビウムが・・・!」



予想だにしなかったハメ技にロングソードの誇る陸上戦艦は・・・あっけなく轟沈。

















 


ガードリーダーの陣形が崩れたのを「桜島の火山弾」は見逃さなかった。


すかさずドーベンウルフ、アビゴルの大部隊を投入し、ロングソード連合の防衛線に大穴を空けたのである。


4ターンに及ぶ国境攻防戦は凄惨を極めた。


ガードリーダー軍は鉄の猟犬・バウンドドック部隊が壊滅。ツル軍もハンブラビのほとんどを失ってしまう。


しかしツル軍のドーベンウルフが持ち前のタフさでこの攻防戦を制することとなる。





ガードリーダー 「信じられん。たかが数機のハンブラビに俺の防衛線が崩されるなんて・・・」















 


バウンドドック隊を失ったことにより、ガードリーダー軍の戦力は急激に低下。


もはや2ターンのMSを作る余裕は無く、1ターンで生産できる量産機バウに望みを託すほかなかった。


そう・・・ツル軍がハンブラビで防衛線を突破したときに勝負は決していた。


ロングソードの敗北は決定的だったが、それでも果敢に反撃し最後までツル軍に出血を強要。
















 


そして決別電と言わんばかりに最後は基地で水中用MSを作り、生き残った全機は斬り込みを敢行。


「これ以上戦っても勝ち目は無い」、ガードリーダーの潔い玉砕命令だった。












 


まさかまさか。ツル軍、ガードリーダー軍に完全勝利★





ガードリーダー 「ぬうう。ハンブラビの海ヘビにあんな効果があったなんて・・・」



ツル 「そうですね。あれはあまりにもヒドいんで、ボクも友達とやるときは封印してますw」



ガードリーダー 「ハッハッハ、まいりました。ひさしぶりに熱い対戦を楽しめましたよ」



ツル 「ボクも鹿児島に帰省したときにしか遊べないので嬉しかったです」



ガードリーダー 「しかしツルさん。これで勝ったと思ったら大間違いですよ



ツル 「!?」


















ガードリーダー 「今のほんの小手調べ。このMAP真の地獄を見せてあげましょう」


















 


たしかにツル氏は強かったが、ロングソード連合隊長の実力はこの程度ではない。


月面バトルに続いて両軍は地上へ降下。大都市ニューヨークで再び戦闘を開始した。



このMAPはかつてプレイ日記第14弾で使用され、ガードリーダーが鮫島幸雄に圧勝した地。


いわばガードリーダーの庭とも言うべき、得意中の得意MAPだった。








黒煙が空を包み、火薬の香りがコンクリートのジャングルを破壊で染め上げる。


史上最悪の市街戦が今、始まる。




















 


ガードリーダー 「第2ラウンドだ」


ツル 「来い」








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得意の防衛戦に投入されて力を発揮したが、海ヘビの奇襲に泣く
ガードリーダー軍
【バウ】 生産から前線への展開が速い1ターン製の機体で、Vガンダムと並ぶ優秀量産機。バウンドドックとともに可変機能を生かしてツル軍と死闘を展開したが、敵のアビゴルやドーベンウルフと比べると明らかにパワー不足だった。そう・・・戦いを左右するのはMSの数ではなく、MSの性能だったのだ。ロングソード連合隊長が得意とする「1ターンのMSを大量投入」という従来の戦術はもはやツル軍には通用しなかった。
【バウンドドック】 厚い装甲が売りの主力MS。重装甲でありながら可変機能を持つ優秀機。開戦時から大量生産され、その粘り強さで戦線を支えた。低いTECで生産できるのが最大の売りだが、初期TEC24という今大戦ではツル軍の攻撃はバウンドドックの装甲を貫通。投入されるたびに被害が急増するという悲惨な末路をたどる。
【GP03-デンドロビウム】 大火力を誇る大型ユニット。ガードリーダーによって2機生産された防衛線の要。陸上戦艦として激戦区に投入された本機は大量のコンテナミサイルを放出。ツル軍の猛攻を数度に渡って退けたが弾幕をかいくぐったハンブラビによってあえなく轟沈。最期は2機ともステイメンになって斬り込みを敢行しつつ消えていった。
ガードリーダーを殺っつけろ!鹿児島からやってきた真紅の挑戦者
ツル軍
【アビゴル】 2ターンで製造できるMSの中では最強クラスの機体。装備するビームサイスは白兵戦で高い効果を発揮。鮫島幸雄や最高幹部とつおも好んで使用した傑作機である。ツル軍はこのアビゴルを大量生産し、今まで単機での突撃戦にしか投入されなかった本機を初めて有機的に運用した。
【ハンブラビ】 ツル軍の切り札。重厚なガードリーダー軍の防衛網を一気に切り崩した今大戦の主役。決して攻撃能力に特化しているMSではないが、装備した「海ヘビ」は相手の動きを止め絶大な効果を発揮した。ガードリーダー軍はこのハンブラビの「海ヘビ→サーベル→海ヘビ・・・」という決定的な攻撃法を全く掴んでなかった。
【ドーベンウルフ】 ツル軍が投入した重MS。初代「SDガンダムX」の頃から優秀機として存在していたが、プレイ日記においてドーベンウルフが大量に投入された戦闘は無い。だが非常に火力・防御力に優れたドーベンウルフは今大戦でガードリーダー軍を圧倒。これにアビゴルの格闘能力が加わることにより、戦闘ではほぼ無敵化。耐久性能にも優れ、自爆覚悟で突貫するバウ部隊の猛攻を受けても撃墜されることは稀だった。