第160弾
蚊
本日の「あのひとに聞いてみた」の回答者は、栃木県在住の溝蠍(どぶさそり)さん。
ガードリーダーと同じく、古き良きゲームを愛するレトロゲーマーである。
だが一方でホラー映画鑑賞を好む暗黒面を持ち、常に黒装束と防毒マスクで身を包んでいる。
まさに名実ともにロングソード連合屈指の凶戦士である。
(その「溝蠍」という凄まじいネーミングにはHP後援者の一人・ツル氏も絶句していたw)
ガードリーダーが彼と接触したのは2009年の11月14日。きっかけはLS人気調査の募集。
話を聞けば「ピギーマン」を画像検索してロングソードにたどり着いたというw
そんなダークな・・・いや、コアな趣向を持つ溝蠍さんに聞いてみたゲームソフトは・・・・
今なお一部に熱狂的支持を持つ(と言われる)PS2ソフト、「蚊」である。
Q: このゲームとであったのはいつですか?そしてそのきっかけは?
たしか数年前に姉がトイザらスで買ってきたはず。
俺はイロモノ故に以前からショップで見掛ける度に気になっていたが、
流石に購入までには至らなかった。
たまたまとはいえ、買ってこられたらプレイする他はない。
で、やってみたらけっこう面白かったわけだ。
Q: 主人公は「蚊」という実にユニークな設定ですが、このゲームの面白い点を教えて下さい。
ゲーム的に面白いところは、吸血とバトルだ。
主人公の目的、それは人の血を吸い、明日とも知れぬ命を来年まで延ばすこと。
蚊はリアルサイズで、いつも何気無く見ているものが凄まじく大きく見えるから
、人間の大きさはゴジラ級だ。
広大なステージを移動し、巨大なターゲットに見つからないように忍び寄り、吸血する。
一種のステルスアクションだな。
タイミングを見極め、時には素早く、時には慎重に吸血する。
吸血中に気付かれると即死の平手が待っている。
あのペチン、てやつだ。
気付かれるならばせめて飛行中に、だな。
害虫相手ならやつらは容赦無く殺しにくる。
殺されないためにも、蚊は興奮した人間のツボを刺激し落ち着かせなければいけない。
敵は物理攻撃や化学兵器を武器に襲い来る。
こちらは絶望的な体格差を埋める虫の機動力をフルに使い、渾身の体当たりでツボを狙う。外せば死か、ダメージか。
操作に多少馴れは必要だが、この命のやりとりが面白い。
Q: このゲームで苦戦した場面は?
ラスボスポジションである山田健一との最終決戦。
彼は主人公が夏のあいだ居候している山田家の大黒柱だ。
バーコードハゲでメタボなメガネオヤジだが、やるときはやる男。
終盤、蚊を殲滅せんと本気を出した山田一家。
妻と娘は死力を尽くし蚊に挑むが力及ばず返り討ちに。
ただひとり残された父は、家族の仇を討つべく、壁、天井、床の全てが毒と化したリビングで蚊を迎え撃つ。
かつて宿敵に負わされた傷跡が刻まれた頭のバーコードに蚊取り線香を乗せ 、
憤怒の形相で蚊と対峙する健一。
多彩な打撃攻撃、そして人智を越えた必殺の一撃で蚊を葬らんとする。
感情剥き出しで害虫退治をする彼の心には、妻と娘を想う愛だけがあった。
彼の想いに負け、何度ゲームオーバー画面を拝んだことか。
Q: このゲームにお色気シーンはありますか?
女子高生を入浴中に襲うステージがあるんだ。ナゼ知っている!?
常に湯船に浸かっているため、残念ながら胸は見えない(笑)
蚊は彼女の裸体を見るなり興奮し、瞳がハートマークになってしまう。
蚊も立派な男の子ということか。
いや、待て。 確か蚊はメスしか血を吸わなかったはずだが・・・
Q: このゲームに続編はありますか?
購入はしていないが、山田家がハワイに行く続編があるようだ。
山田家だけでなく、アメリカ人の家族もターゲットになるらしい。
日本の蚊だけでなく、パンクなアメリカの蚊も使えるそうだ。
Q: 総合評価すると10点中、何点ぐらいでしょうか?
7点かな。 普通にアクションが面白いだけでなく、様々なギャグ要素やギミック、
隠し機能が充実していて、プレイヤーを飽きさせない。
タックルで部屋の電気を消してみたり、たまにOP画面の副題「山田家の夏」が、「血の惨劇」とかに変わったり。
人間はリアルなのに、蚊がデフォルメされていたのも良かったか。
Q: 最後に。ゲームと関係ない質問ですが、溝蠍さんの趣味を教えて下さい★
最近はもっぱら映画鑑賞だな。 週イチでレンタルしているよ。
ついでにレンタル落ちしたビデオ狩りもする。
過去にはブレインデッドとエル・トポが特に大きな収穫だったな。
大半がホラーで、たまにアクションとかサスペンス。
本も読むぞ。だが本棚の120冊の文庫本の9割がホラーだったりする。
以上で今回の質問を終了いたします。
9割がホラー?・・・映画よりも怖いのは溝蠍さんです(汗)
まさかPSにこんな濃いゲームがあるとは・・・全然知りませんでしたww
溝蠍さん、九州から遠い遠い栃木から協力してくれて感謝いたします。
忍び寄る蚊のようにそっと次の質問状を送らせていただきますね。
でわまた★
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