第150弾





ファミスタ’90


PartA















  


2009年12月8日未明。


福岡県福岡市中央区にある舞鶴公園球技場へロングソード連合擲弾兵が向かう。














軍団の指揮官ガードリーダー目的は、最強と言われるPチームに勝つこと。


多方面に人脈を持つロングソード連合隊長は日本各地からメンバーを招集。


プロ野球の名選手球団に対しロングソードはあくまでも徹底抗戦の構えだった。













 


ロングソード連合は一代の大器、群馬参謀ナカユウを主軸とするオーダーを作成。


確かにナカユウがいれば戦力としては二、三個師団に相当する。


しかし今まで主力だった地獄の番犬氏、ブラックタイガー、天王寺舞は動員せず。


さらに6番以降には今まで出番の無かったルーキーたちを起用。



「CPU相手なら勝って当たり前」とガードリーダーは自信たっぷりだったが・・・


ガードリーダー自身も投手に回るなどチームの打撃力は著しく低下していた・・・。


















不安を抱えつつ試合開始。そして直後に戦慄が走る。


Pチームのピッチャー江夏豊ことえなとよの速球はなんと160キロ。


ガードリーダーはもちろん、ロングソード連合の選手全員がド肝を抜かれた(汗)












 


20世紀最高の投手の一人と言われるその迫力が選手たちを飲み込む。


先制の一打をあたえることができず三者凡退。


序盤での大量得点を目論んでいたガードリーダーの作戦はまず失敗に終わる。














そして20世紀最凶のレベンディック信奉者と言われるこの男の投球は・・・













 


先頭打者にど真ん中をひっぱたかれ、送球ミスも重なりいきなりランニングホームラン(汗)


なんという不安な開戦・・・。


いない主力隊員、未知の強敵に対する恐怖心。我が軍は予想以上に硬くなっている。












 


ガードリーダーに絶大な信頼を置かれる群馬県民、ナカユウ。


しかし強行軍で福岡に駆けつけてきたため、その疲労は極みに達していた。


結果、ナカユウですらも敵の速球・変化球には対応できず凡退。



ガードリーダー 「ぬうう、群馬参謀でも歯がたたんとは。この勝負・・・簡単にはいかんぞ」












 


四番サードが倒れたのを見たロングソード打撃陣は士気が急激に低下。


特に6番以降の下位打線は敵の玉をまともに前に飛ばすことができず次々と壊滅。


SDガンダムGNEXTならガードリーダーと同等の実力をもつ静岡県民モビルドールも・・・・


不慣れな環境と不適当な球技に送り出されてはその力を発揮するには至らず。















4回裏、Pチームの打席に現れたのは世界の王と呼ばれたあの人物。


ここまでガードリーダーは粘りのピッチングでなんとか1失点。


これ以上の失点は避けたいが・・・男としてこの勝負を敬遠処理するわけにはいかない。


相手が「世界の王」ならば、こちらは地獄のレベンディッカーだ。

















ガードリーダーの魂を込めた弾丸ボール。その勝負の結末は・・・・


















 
 


ガードリーダー 「はうっ!!」


















苦もなく打ち返された打球は特大のホームランとなり、一挙に2失点。


「世界の王」に三球続けてど真ん中を投げれば被弾するのは当然だった(汗)



失意のガードリーダーはついにここでノックダウン。


己の短慮と不甲斐なさを噛みしめつつ、無言でグランドを去るのであった・・・。












 


ガードリーダーの後継者としてマウンドにあがったのはMLそのひと。


「世が世なら万の女子を縦横無尽に描く」と言われたHP屈指の天才絵師である。















敵の重砲打線に苦戦するMLだったが、敵の打ち気を崩す巧みな好投を展開。


さすがはロングソード連合のベテラン戦士である。


4・5・6回はMLによって強烈なPチームの攻撃を無失点で封じ込めることに成功。




そして回はいよいよ7回に進行する。















 


ラッキーセブンだ!ライトスタンドは応援歌の大合唱を開始!


戦いはここが正念場。動けるバッターはすべて戦線に投入し総反撃を開始!














・・・・と、言いたいところだが・・・・




















Pチームの猛攻を浴びたロングソード連合の将兵はすでに疲弊しきっていた。















 


夢も希望も黒く塗りつぶされたのはロングソード連合だった。


ナカユウ、とつおが塁に出たものの、6番サンダークラッカーがチャンスを生かしきれず凡退。


ガードリーダーが「ネタとして入れたキャラ」が最後のチャンスをふいにしたのである。












 


その後はストッパーのミズホ・クラゲが再び「世界の王」に被弾し、0−4。


そしてロングソード連合の8回の攻撃は三者三振という悲惨な結果だった。




誰の目から見てもロングソード連合の士気が低下しているのは明白。


あまりに不甲斐ない試合展開に、応援席からついに不満の声が爆発!



















溝蠍 「いつまでチンタラやってんだ!テメエらやる気あんのかよー!」
















ツル 「そうだそうだ!CPU相手なら楽勝じゃなかったのかー!」


プルート 「ガードリーダー!お前、隊長だろ!もっとしっかりしろよ!」



















ガードリーダー 「ななな、なんて奴らだ!」















 


結局ガードリーダー率いるロングソード連合は応援団の声に答えることができず。


9回も見送り三振を連発するという消極的行動で無残なゲームセットを迎えるのだった・・・。














 


SaGa2を完全クリアし、卒業-クロスワールドで西川真樹を攻略した栄光も束の間。


久しぶりに編集するが憂鬱なプレイ日記を作り出してしまった・・・(泣)


すべての敗因はCPUを甘く見て調子コイたロングソード連合隊長に起因していた。


この試合に動員したHP後援者の皆様には、詫びる言葉が見つからない限りである(涙)

















こうしてガードリーダーの戦いは、静かに・・・そして惨めに幕を閉じるのだった。





























 「ガードリーダー隊長、こちらでしたか」



 「・・・天王寺か。言いたいことはわかっている。お前の好きなように処分してくれ」



 「処分など言ってる場合じゃありません。謀反が勃発しました!



 「む、謀反じゃと!?」




















 「最高幹部のとつお様が手勢を集め、独自の球団を旗揚げしました」



 「ど、どういうことだ!ヤツは俺のロングソード連合と戦うつもりか!?」



 もはや隊長に任せておけぬ・・・そう公言しているようです」



 「おのれ、とつおめ・・・。隊員でありながらロングソード連合の主を忘れたかッ!」

















指導者の絶大な統率が崩れたとき、その国家・団体は内部から崩壊を始める。


これ以後、ガードリーダーはとつおとの終わりなき抗争へ突入していく・・・








TOPへ戻る