※このプレイ日記は2006年6月にゲームレビューとして公開したものです
第147弾
S・W オーバーノルマンディ
あの「メダルオブオナー」シリーズを手掛けたエレクトニック・アーツ社が放つフライトシューティング・・・
それが「シークレット・ウェポン・オーバー・ノルマンディー」です。
戦闘機ゲームといえば「エースコンバット」シリーズがメジャーなのは知っています。
でも男なら誰しもレシプロを駆って敵機とドックファイトがしたいときがあるはずです。
そんなときに購入したのが本作、シークレット・オーバー・ノルマンディーでした。
まずこのゲームのよい点を上げていくと…
・サウンドがリアル!
ゲーム全般的に効果音は良好です。特にJu87スツーカの急降下音は最高でしたww
・銃座で敵機を撃ちまくれる
B-17(だっけ?)などの対空機銃を操作してルフトバッフェと交戦するのは熱かった
・ミッドウェーの悲劇を再現
連合軍としてミッドウェー海戦にも参加できます。日本機動部隊の壊滅が涙をそそった…(泣)
・ジェット戦闘機最高
Me163コメートやMe262を存分に操れるのは特筆に値する!
直感的に判断してもこのゲーム、かなりのお金と手間かけて作ったモノだとわかります。
でもそれだけで面白いゲームが作れるとは限りません。
このゲームの悪い点を上げれば…
・マップが広すぎる!
全体マップも無いしミッション説明も適当。真先にドイツ軍より不親切な友軍を殺したくなる(怒)
それに関連して補給に行くのも一苦労です。
時間を早めるシステムなんていらねえからMAPをもっと合理的にしてほしい!
・なぜか空に天井がある
これは致命的…。というかかなりムカつきます(怒)
空を自由に飛びたくてこのゲームをしてるのにいきなり天井にぶつかるのは、正直しらけた。
・戦車を機銃では壊せない
やたら戦車が堅くてイライラする。機関砲をイチイチ積まなければ倒せない?馬鹿な。
キングタイガーじゃないんだから機銃でも効果があるはずなのに…
・ドックファイト中にカーソルばかりに目がいく
カーソルで自動追尾してくれるのは有難いんですけど…
敵機に向かって撃つというよりカーソルに向かって撃ッているようなのでこれもシラける。
カーソルに銃を撃つだけで敵機が勝手に落ちていくのは…空戦ゲームじゃねえ(汗)
とうことで、正直コンバットフライトシュミレーターに比べるとかなり質が落ちるゲームでした。
WW2に興味のある人なら多少楽しめる要素はありますが・・・点数にすると40点くらいです。
最後にこのゲームを買ったときの「隊長の手記」を転載いたします。
文句ばかり言いましたが、Me162との戦闘は熱かったッスww
2006/2/17 プレステ2ソフト「シークレット・ウェポン・オーバー・ザ・ノルマンディー」を ようやくクリアしました。ダンケルクから始まってノルマンディーまで…。 もっと短いかと思ったら結構長く感じました。 ゲームの出来としてはまあまあのゲームと言ったところですが、 歴史を重点に置いた細部へのこだわりはそれなりに高く、 中盤のミッションではミッドウェー海戦がアツかったです。 それにしても終盤のドイツ軍のジェット機の強さには脱帽しました(汗) Me262は世界初のジェット戦闘機として強くて当然なんですけど、 それ以上に苦戦したのがMe163コメートでした。 ドイツ軍のMe163コメートは第二次世界大戦で最高のロケット戦闘機。 ドイツ本土防空戦ではB-17を瞬く間に撃墜し、連合国パイロットに 恐れられました。 ↑ゲーム中のMe163コメート このゲームではトップクラスの速度と上昇力を持つ機体です。 とにかく速い速い速い…速いのなんのって(汗)。 【風の谷のナウシカ】ではありませんが、 「くそォー、鳥みたいなやつだー!」と叫びたくなりますw こんな『鳥みたいな機体』がキャンペーンで使えないのは残念でした。 でも実際の史実ではMe163って超アブナイ機体だったみたいです。 なんでも飛行時間は極端に短いので航続距離は無く、 機体内部には危険な化学溶液が充満。 なんでもMe163に使われている「T液」というやつは、 水に触れるだけで爆発するそうで、雨に濡れだけで大事故を起こすとか。 ちなみにゲームの説明書にもちゃんと機体解説がありました。 この戦闘機は連合国の脅威となるだけでなく、 操縦する若いパイロットにとっても危険な存在です。 パイロットは人類が知る限りもっとも爆発性が高く、 不安定な化学物質に囲まれたコクピットに縛られるのです。 そのため事故が多く、 パイロットの寿命は年ではなく時間で数えられています。 Me163コメート…その生き様は名前どおり、まさに彗星のごとしw |